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縮毛矯正の還元剤を理解する|還元剤の種類とそれぞれの特徴

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縮毛矯正で欠かせない「還元剤」

チオグリコール酸、システアミン、GMT、など、さまざまな種類があります。

還元剤を選ぶ基準として

大切なのは、

① 還元剤の種類
② 還元剤濃度
③ pH
④ pKa

この4つをセットで考えることです。

同じ還元剤でも、濃度やpHが変われば反応の仕方は変わります。

そもそも「還元」とは?

還元については前回の記事にまとめているので

それをご覧ください!

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還元剤に共通するもの

縮毛矯正で使われる還元剤の構造の中には

共通して−SH基(チオール基)があります。

−SH以外にどんな構造を持っているのかによって還元剤の性質が異なります。

チオグリコール酸

代表的な還元剤です。

SH基(チオール基)が髪のS–S結合に作用して還元し、

毛髪内部のコルテックスまで作用しやすく、しっかりと還元できるのが特徴です。

そのため強いクセにも対応しやすい一方、pHや濃度、アルカリ度などの設定によっては毛髪への負担も大きくなります。

しっかりした還元力を作りやすいのがチオの強みです。

強いクセ・健康毛・硬毛を伸ばすのには適しています。

しかし、使い方を間違えると髪の毛のハリコシを奪う場合があるので気をつけなければいけません。

システアミン

システアミンは、SH基(チオール基)とアミノ基(–NH₂)を持つ還元剤です。

SH基(チオール基) → S–S結合の還元に関わる
NH₂(アミノ基) → システアミンの電荷・性質に大きく関わる

システアミンは、チオとは違ってアミノ基を持つので

毛髪への親和性が高いのが特徴です。

キューティクル付近のS–S結合への作用が大きいとされています

仕上がりは薬剤の濃度やpHなどにも左右されますが、

柔らかく、しなやかな質感を狙いやすい還元剤です。

システイン

システインは、毛髪を構成するケラチンにも含まれているアミノ酸系の還元剤です。

システインには、

チオール基(−SH)
アミノ基(−NH₂)
カルボキシル基(−COOH)

のすべてがあります。

縮毛矯正では、還元作用が穏やかで、クセを伸ばす力も比較的マイルド。

強いクセをしっかり伸ばすというより、自然な仕上がりを狙いたい場合に向いています。

仕上がりはやわらかく、自然な質感になりやすいのが特徴です。

一方で、強いクセや太く硬い髪では還元力が足りず、伸びが甘くなることもあります。

そのため、髪の状態や求める仕上がりに合わせて、他の還元剤と組み合わせて使われることが多いです。

GMT

GMTは、

Glyceryl Monothioglycolate
=チオグリコール酸グリセリル

です。

名前から分かるように、チオグリコール酸とグリセリンからなるエステル型の化合物です。

GMTは酸性〜中性領域ので使用されることがあり、

アルカリによる大きな膨潤を避けたい毛髪へのアプローチでも使いやすいです。

ただし、

酸性=ダメージしない

ではありません。

酸化エラーのリスクも上がるので注意が必要です。

他の還元剤と組み合わせて使用されることが多いです。

今回は、縮毛矯正で使われる還元剤について、それぞれの構造や特徴をまとめました。

同じ「還元剤」でも、チオグリコール酸、システアミン、システイン、GMTでは分子構造が異なり、それぞれ違った性質を持っています。

そのため、単純に「この還元剤は強い・弱い」と覚えるのではなく、

なぜこの還元剤はこのような特徴を持つのか?

を構造から考えてみると、薬剤への理解がぐっと深まります。

そして、還元剤の働きは種類だけで決まるわけではありません。

同じ還元剤でも、濃度やpHが変われば還元の進み方は変わります。

そこで重要になってくるのが、pKaという考え方です。

次回は、今回紹介した還元剤をさらに一歩深掘りして、

「還元剤濃度・pH・pKaの関係」

について書きたいと思います!

 

今日は満月なのでこれからお散歩に行ってこようと思います🌝

おやすみなさい!!

ABOUT ME
梅川穂花
梅川穂花
東村山市美容師
美容師のうめかわです。 仙台で約8年間美容師をしたあと、2025年に東京へ。 現在は縮毛矯正・髪質改善を中心に美容師をしています。 髪のこと、美容のこと、美容師の仕事のこと。 ときどき旅行やキャンプ、日々のことも。 専門的なことから何気ない日常まで、 自分が経験したことや学んだことを自由に残していきます。
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